中国足心道認定療術師の資格を取ってから家族や友人の足揉みをしてきました。創始者の直江先生曰く開業までに100人の足を揉めと言うことですが、
100人てのはまず頼むのさえ難しいものです。でも、自分の場合人脈に恵まれた(?)のか色々な方の足揉みを経験させていただいてます。
特に印象に残っているのは先月ガンで亡くなった大叔父ですね。盛岡の病院でホスピスに入っていたのですが、足揉みをしに行きたいと言ったら喜んでさせてくれました。でも、施術をする前に担当の先生に一応許可をとっておこうと思いそのつもりで緊張しながら病院に向かいました。先生が近くにいなかったので、看護士の方に話しかけました。名刺を渡して「こんな仕事してるんですけど、おじさんにやってあげたいんです。」と言うと「セラピストさんですか?」と尋ねられました。「セラピスト!?なんじゃそりゃ!カッコいい響き!」と内心思いながら、「はい、そうです。」なんて言っちゃいました。「ああ、自分はセラピスト(治療家)なんだ。。。」と始めて自分の仕事がどんなものなのか少し分かった気がしました。
快く許可してくださったので、定期的に足揉みをしました。もう末期ガンだったので、さすがに治ることは期待できませんでしたが、少しでも痛みを取ってあげたり、メンタル面でのサポートができればと思い施術しました。大叔父はとても喜んでくれて、担当の先生が来た時に私のことを「こちらは名医さんですよ」と紹介してくれました。医者ではないので誤解されちゃうとあれなんですが。。。
足を揉んでいると大叔父の体調がよくわかりました。どこが痛くて苦しいのかもわかりましたし、ガンの人特有の反応を示す反射区もものすごく痛んでいました。でも、とっても喜んでくれました。「痛いけど、気持ちいい。」と言ってくれて、本当はとても痛かったとは思いますが。。。
最後に足揉みをしたのは亡くなる1週間前でしたね。それまでは施術をすると冷たかった足も最後は血流が良くなって温かくなったのですが、最後の時は全く冷たくて、「うーん、もしかしたら。。。」と思いましたが。。。
1週間後に亡くなりました。
最後の一瞬でしたが、親族に出来る限りのことができたので、良かったと思います。
ガンの場所も反射区でわかりましたし、「前からなぜかそこが痛いと思ってたんだ」と言っていたので、私がもっと早くに資格を取って足揉みしてあげたらよかったと痛感した経験でもありました。
これから私のところに足揉みに来た方でガンの疑いがあるなと判断できる方には病院で検査してもらうことを勧めようと思いました。早いうちならリフレクソロジーも力を発揮できます。
あ、皆さんも「あれ?なんかいつも足のココが痛いなぁ。。」と思ったら中国足心道の先生にみてもらうのも良いと思います。早く発見できるかもしれません。私のところでもいいですし。
これからも、私はセラピストとして頑張ります!
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